宮城県内の貨物輸送の動向をみると、令和2年度の総貨物輸送量(航空を除く)は、1億6,779万5,752トンで前年度に比べ2,760万6,370トン、19.7%の増加となりました。貨物輸送量を輸送機関別にみると、自動車が1億4,405万9,301トンで、鉱産品などの増加により、前年度に比べ2,862万5,937トン、24.8%の増加となりました。海運は2,162万595トンで、金属・機械工業品などの減少により、前年度に比べ82万5,208トン、3.7%の減少となりました。鉄道は211万5,856トンで、その他及び化学工業品の減少により、前年度に比べ19万4,359トン、8.4%の減少となりました。品目別にみると、化学工業品が3,929万2,749トンと最も多く、以下、特種品2,883万8,395トン、鉱産品2,842万7,751トンとなりました。県内外への貨物流動量をみると、宮城県から他県への輸送量は4,010万1,080トンで前年度に比べ4.6%の減少となったものの、他県から宮城県への輸送量は3,551万1,244トンで13.9%の増加となりました。県内間の輸送量は9,218万3,428トンで37.6%の増加となっています。
工業統計調査による令和元年の県内の製造品出荷額等は4兆5,336億円で、前年に比べ1,320億円、2.8%減少し、8年ぶりの減少となりました。全国(322兆5,334億円)に占める割合は1.4%、全国順位は24位となり、また、東北6県(18兆1,076億円)に占める割合は25.0%で、同28.1%の福島県に次いで2番目となりました。産業中分類別にみると、製造品出荷額等の最も多い業種は、食料品製造業で、以下輸送用機械器具製造業、石油製品・石炭製品製造業の順となりました。前年に比べ増加した業種は、輸送用機械器具製造業、金属製品製造業など13業種となりました。一方、減少した業種は、電子部品・デバイス・電子回路製造業、生産用機械器具製造業など11業種となりました。