大型トラックの免許について
トラックドライバーの中でも花形職である大型トラックドライバーになるには、大型自動車免許が必要です。大型自動車免許を取得すると、総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の車両を運転することができます。ここでは、大型自動車免許の取得方法や、取得の条件などについて説明します。
大型自動車免許の取得条件
大型自動車免許を取得するには、いくつかの条件をクリアしていなくてはいけません。まず年齢が21歳以上であること、普通自動車免許の保持者であり3年以上の運転経験があることが必須条件です。さらに、視力にも条件があります。眼鏡・コンタクトレンズの使用は可能ですが、両眼で0.8以上、片眼で0.5以上、深視力2.5mの距離で平均誤差2cm以内といった条件をクリアしなくてはいけません。
大型自動車免許の取得方法
大型自動車免許の取得方法は2種類あります。教習所に通う方法と、教習所に通わないで試験のみで取得する方法です。大型車の運転は普通車とは違ったテクニックが必要となるため、ほとんどの人は教習所に通って取得します。教習所で大型免許の取得にかかる費用は、普通免許を持っている場合は30~35万円で、教習日数は13日程です。また、中型免許を持っている場合は18~23万円で、7日程で取得することができます。大型免許の試験のみを希望する場合は、構内試験や路上試験、免許交付費用などを合わせて38,000円程です。ただし、試験費用は試験場によって異なる場合があります。
大型トラックを運転する上での注意点
大型トラックを運転するには、巨大な車体を操る技術が必要です。巨大な車体は、操作を1つ間違えるだけで、大きな事故につながることがあります。長距離走行に伴い、休憩の取り方や時間配分、安全運転への意識を持つことも、事故防止において欠かせません。大型ドライバーの魅力的な給料面は、こうした特別なスキルへの代価でもあります。高いプロ意識のもと、仕事に臨む姿勢が大切です。