バスドライバーの仕事内容

バスドライバーの仕事は、ただバスを運転するだけではありません。バスドライバーという職種でありながらも、サービス業のような接客技術も必要となります。お客さんに気持ちよくバスを利用してもらうためには、日々の取り組みが重要なのです。
バスドライバーの仕事内容
ここでは、バスドライバーの出社から退勤まで、1日の仕事の流れを紹介します。
アルコール検査
出勤したら、まずアルコール検査を行います。このアルコール検査は法律で義務化されているため、必ず行わなければなりません。アルコール検査をクリアしたら、次は免許証の確認、健康状態の報告を経て、すべてクリアしたうえで鍵を受け取ります。
車両チェック
次に、乗務するバスの車体チェックを行います。タイヤの空気圧や計器類、エンジンオイルや冷却水のチェックなど、チェック項目は50カ所以上にものぼります。車両チェックは、アルコール検査と同様に法令で定められています。お客さんの安全はもちろん、自身の身の安全にも関係しますので、丁寧に行いましょう。
出発点呼
出発時刻が近づくと、出発点呼を取ります。ここではドライバーの健康状態や、運行上の注意点などの最終確認を行います。この出発点呼を終えると、バスの運行を開始することができます。
バス運行
安全運転でバスを運行します。乗務中はお客さんと触れ合うため、笑顔やコミュニケーションスキルも必要です。お客さんの乗降時や車内アナウンスでは、笑顔でのあいさつを心がけましょう。
終了報告
すべての運行を終えると、朝と同様、車両チェックを行います。この時、車内に忘れ物がないか、車体に傷がないかなどを確認します。そしてアルコール検査も再度行います。1日の乗務記録を作成し、翌日の運行へ向けた準備などが終わると、終業の点呼を取り、業務終了となります。
バスドライバーとして働くためには、ドライバー業以上に接客業であることを意識し、お客さん第一に考えて臨むことが大切です。